GARMIN ForeAthlete110 インプレ 後編…GPSウォッチで合理的トレーニング

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トレーニングセンターでデータをグラフ化。グラフにはペース、心拍数、標高などを表示できる。
トレーニングセンターでデータをグラフ化。グラフにはペース、心拍数、標高などを表示できる。 全 12 枚 拡大写真

GPS付きトレーニングウォッチでジョギング実践

GARMINのランナー向けトレニーニングウォッチ『ForeAthlete110』を使って、2週間ほど実際にトレーニングしてみた。

初期設定さえ済ませれば使い方は非常に簡単で、まずページ/メニューボタンを押してGPSの捕捉を待つ。捕捉できたらスタート/ストップボタンを押してジョギング開始。ジョギングが終わったらもう一度スタート/ストップボタンを押す。これだけだ。

ディスプレイは1画面で3つのデータを表示でき、そのうちの一つ、中央に表示するデータは経過時間と心拍数を切り替える事ができる。また、バックライトがあるので夜間でもデータの確認ができる。

装着感は非常に良好で、普段、腕時計をしない筆者でさえ、煩わしさは一切感じなかった。ただ、ハートレートセンサーはやはり慣れるまで違和感がある。ハートレートセンサーは自転車やウォーキングでも使ったことがあるのだが、ジョギングはそれらの運動よりセンサーがずり落ちやすいため、ベルトをキツめにしなければならない。そのため違和感も強めとなってしまう。

実際に使ってみて、ひとつだけ使いこなしのポイントがあった。最初にスタート/ストップボタンを押すときは、走りだしてから押し、最後に押すときも走り終わる前に押したほうがいいのだ。そうしないとあとでデータをグラフ化したときに、非常に見にくいグラフになってしまう。

それ以外は特に注意点もなく、確実にデータを計測することができた。最初のうちはペースを上げすぎてしまい、心拍数が限界まで上がってしまったが、心拍数を基準にペースを調整すると状況は一変。かなりのスローペースとなってしまうものの、驚くほど長距離を走り切ることができるようになった。

また、何日か走っていると、同じベースで走ったときに以前より心拍数が下がっていることに気が付き、思い切ってペースをあげると、さほど苦しくなく、あっさりと自己ベストを更新。数値の裏付けのあるトレーニングが出来るのは非常に効率的と実感した次第だ。

◆運動が終わったらパソコンでデータ分析

ForeAthlete110はコンパクトであるだけに、ディスプレイに表示される情報には限りがある。走っている時に心拍数やラップタイムを見るのに不足はないが、過去のデータを振り返ってみたり細かい分析をするには、パソコンを使うことになる。

パソコンとForeAthlete110は、付属のケーブルを使ってUSB接続する。パソコンにGARMIN製の専用ソフト、トレーニングセンターをインストールしておけば、ForeAthlete110のデータを転送してパソコン上で確認することが可能だ。

トレーニングセンターでは各データを見やすいグラフにしたり、走ったコースを地図上に表示したりすることができる。ペースや心拍のデータをグラフで見ると、自分の体力が具体的に分かって興味深いし、モチベーションアップに繋がる。

たとえば、ジョギングを開始した当初は心拍数は右上がり、ペースは右下がりのグラフになるが、何日かトレーニングを続けると、どちらも水平に近づいていく。体力向上をこのように直接確認できるのは嬉しい。

従来は、GARMINのデバイスのデータはすべてトレーニングセンターで管理するようになっていたが、現在ではこれにGARMINコネクトが加わった。GARMINコネクトは会員制のWebサイトで、データをアップロードして地図への表示やグラフ化ができる。つまりトレーニングセンサーのWeb版だが、インターフェースは大きく異なっており、地図やグラフの見やすさはGARMINコネクトのほうが数段上だ。

また、GARMINコネクトではアクティビティ(運動の記録)をネットで共有することができる。自分のトレーニングコースを公開したり、他人のトレーニングコースを参照できるのだ。さらに、走ったコースの地図を自分のブログに貼り付けるといったことも簡単にできるようになっている。色々と楽しめるサービスだ。

《山田正昭》

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