三菱 エクリプス に最終仕様…22年の歴史に幕

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三菱エクリプスSE
三菱エクリプスSE 全 6 枚 拡大写真
三菱自動車の北米専用スポーツクーペ&コンバーチブル、『エクリプス』。2012年型で生産を終える同車に、ファイナルモデルが登場した。

エクリプスは1989年、初代モデルが北米デビュー。日本でも1990年に発売された。『ギャラン』のメカニズムをベースに開発された2ドアスペシャルティクーペで、日本においても若い顧客を中心に支持された。

2代目は1994年に登場。しかし、国内スペシャルティカー市場の縮小により、日本での販売は2000年で終了した。その後、エクリプスは北米専用車となり、1999年の3代目、2005年の4代目と独自の進化を遂げて、現在に至っている。

同社は今年1月、中期経営計画の「ジャンプ2013」を発表。その中で、販売不振が続く北米事業を立て直すため、2014年までに北米専用車を全て廃止すると宣言した。このため、エクリプスはこの最終モデルをもって、姿を消すことになる。

三菱自動車の現地法人、三菱モーターノースアメリカが21日に発表した最終モデルは、「SE」(スペシャル・エディション)と命名。クーペとコンバーチブルの「スパイダー」の全グレードに用意される。

外観は18インチのダークアルミホイール、ブラックドアミラー、SEデカールなどが識別点。インテリアには、パワー調整とヒーター機能が付くレザーシート、リアビューカメラ、ROCKFORD FOSGATE製の高性能オーディオ、サンルーフ(クーペ)などが特別装備された。

エンジンに変更はない。2.4リットル直列4気筒ガソリン(最大出力162ps)と、クーペの「GT」グレードとスパイダー用の3.8リットルV型6気筒ガソリン(最大出力265ps)の2ユニットだ。

初代のデビューから22年。かつて一世を風靡した日本車のスポーツモデルが、またひとつ消滅することになる。

《森脇稔》

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