紳士的な大人の集まり 22thマロニエランin日光

モータースポーツ/エンタメ エンタメ・イベント
土砂降りの雨の中、ジムカーナ競技に果敢にアタックするフィアット850スパイダー
土砂降りの雨の中、ジムカーナ競技に果敢にアタックするフィアット850スパイダー 全 10 枚 拡大写真

23日から24日の2日間、『マロニエランin日光』が栃木県日光市を中心に開催された。参加台数は約30台で、主催はマロニエラン実行委員会。

地元でクラシックカーのイベントが開催できないかと、栃木県を中心とした古い車を扱う複数のショップとその顧客が中心となり始まったこのイベントも、今年で22回目を迎えた。日本国内では最も長く続いているイベントではないだろうか。

主催者の一人は、同じスポンサーが毎年継続的にサポートしてくれることや、地元の協力などをその理由として挙げるが、しかし、最も大きな理由は参加者が紳士的な大人だからだという。つまり、このイベントを楽しもうという気持ちのもとに、他の参加者、主催者、そして、協力してくれる人々すべてに敬意を払うという姿勢を持つ参加者がとても多くいたことで、このように長く続けてくることが出来たのだという。

そんな人たちが今年もこのイベントに集った。残念ながら初日は大雨にたたられ、いくつかの競技はキャンセルとなってしまったが、そんな中、震災を憂いながらも、参加することで地元経済の活性化につながればという願い、そして何よりも、少しでも前向きに、笑顔へと向かうべく自分たちの気持ちを切り替えて楽しむ姿が印象的であった。

《内田俊一》

内田俊一

内田俊一(うちだしゅんいち) 日本自動車ジャーナリスト協会(AJAJ)会員 1966年生まれ。自動車関連のマーケティングリサーチ会社に18年間在籍し、先行開発、ユーザー調査に携わる。その後独立し、これまでの経験を活かしデザイン、マーケティング等の視点を中心に執筆。また、クラシックカーの分野も得意としている。保有車は車検切れのルノー25バカラとルノー10。

+ 続きを読む

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 狭い道! 制限1.9mだが何かがおかしい…東京都小金井市
  2. ポルシェ、新型『911カップ』発表…520馬力にパワーアップ
  3. 4億円オーバーのV12エンジン搭載「完全アナログ」なハイパーカー登場!
  4. エアレスタイヤ搭載でペダルもなし、免許不要の特定小型原付「Future smart」発売
  5. トヨタ『ハリアー』6年ぶりのフルモデルチェンジへ…注目ニュースベスト5 2025年上期
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る