車両安全対策による死者数、10年で1000人削減 国交省案

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国土交通省は28日、交通政策審議会自動車交通部会の技術安全ワーキンググループに、交通事故のない社会をめざした今後の車両安全対策のあり方についての報告書素案を提示した。

素案では、事故自体の発生を予防する予防安全技術や衝突時の被害を軽減する衝突安全技術など車両の安全対策により、2020年の交通事故死者数を2010年比で約1000人削減する数値目標案を提示した。同省では5月末にワーキングの報告書として取りまとめる予定だ。

車両安全対策による交通事故死者数の削減目標については、2006年に、「2010年までに2000年比2000人削減」との目標を掲げ、2009年にはフルラップ前面衝突基準の設定など被害軽減対策により1977人を削減するなど概ね目標を達成していた。

新たな目標値については、2018年に2500人以下とする政府目標などを踏まえ、車両の安全対策でおよそ3分の1の削減を担うとして設定した。

今後の車両安全推進体制については、基準海外の方法による対策を含めて検討を行い、ASVや自動車アセスメントによる対策が適当と考えられる場合には、ASV推進検討会や自動車アセスメント評価検討会に対し、対策の検討を提言するような組織に見直しを行うべきだとしている。

《レスポンス編集部》

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