JX、カタールの海上鉱区権益を単独取得…安定供給めざす

自動車 ビジネス 企業動向
調印式の様子。カタール国エネルギー産業省のアル・サダ大臣(中央)とJX日鉱日石開発社長の古関 信(向かって左)
調印式の様子。カタール国エネルギー産業省のアル・サダ大臣(中央)とJX日鉱日石開発社長の古関 信(向かって左) 全 3 枚 拡大写真

JX日鉱日石開発は5月9日、同社100%出資するJX日鉱日石カタール石油開発が世界最大のLNG輸出国であるカタールの海上鉱区であるBlock A鉱区(プレ・クフ層)の探鉱権益を単独で取得したと発表した。

[図版:新規取得鉱区の位置]

8日にカタール政府と探鉱生産分与契約を締結した。

プレ・クフ層とは、カタールの主な天然ガス産出層であるクフ層より、もっと深部に分布する地層。クフ層には、カタールの輸出LNGの供給源であり、世界最大のガス田であるノースフィールドガス田が広がっており、JX開発は今回取得したA鉱区で新たなガス田の発見が期待できると見ている。

今回権益を取得した探鉱鉱区は、面積が約6170平方km。JXカタール石油開発が100%権益を保有し、オペレーターとして探鉱活動を実施する。

JX開発は、中東を石油資源の将来のコアエリア候補と位置づけており、新たな権益取得の機会を検討してきた。現在、UAE、カタールで原油生産を中心に事業活動を実施しているが、今回取得した探鉱鉱区での活動とあわせ、今後も中東地域での石油・天然ガス開発事業に積極的に取り組み、調達リスクの分散でエネルギーの安定供給を図る構え。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

レスポンス公式TikTok

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 分割式で取り付け簡単、MAXWINの金属製スノーチェーン「K-TIR08」発売
  2. 日産、小型ミニバン『グラバイト』予告…2026年インド発売へ
  3. ゲームエンジンが自動車開発の共通言語になる!『Unreal Engine』の採用が急拡大する理由【前編】PR
  4. 「5速MTを残すのは漢」新型スズキ『ワゴンR』に反響続々! デザイン統一にも「思い切ったな」
  5. 『頭文字D』『MFゴースト』『昴と彗星』が東京オートサロン2026に集結、AE86・BRZ・86を展示
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る