あしなが育英会東北事務所では、震災・津波遺児への支援活動をサポートするボランティアを養成するための「ファシリテーター養成講座」の参加者を募集している。
ファシリテーターの役割は、遺児が心の内に抱えている思いを、言葉や身体で表現しやすいように手助けをすること。子どもが求めているのは、専門家や医師ではなく、「話を聞いてくれる人」や「一緒に遊んでくれる人」を望んでおり、遺児の心の癒しには「安全な場所」と「安心できる人」が必要だという。
ファシリテーター養成講座では、遺児と接する際の基礎知識とスキルを実践形式で学ぶという。講座は仙台と盛岡で5月から7月にかけ3回開催予定。現在は6月18〜19日の盛岡会場と、7月17〜18日の仙台会場の参加者を募集している。講座の修了者は、あしなが育英会が行う震災・津波遺児のプログラムへ参加してもらうという。