パイオニア通期決算…最終利益103億円の黒字に転換

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パイオニアが発表した2011年3月期の連結決算は、営業利益が158億1700万円と黒字に転換した。前年同期は175億円の赤字で大幅に収益が改善した。

売上高は前年同期比4.2%増の4575億4500万円と増収となった。プラズマディスプレイから事業撤退したことによる売上減や円高に加え、東日本大震災の影響があったものの、ブルーレイディスクドライブ関連製品の売上が好調だった。

カーナビゲーションシステムの売上は、市販市場向けが主に国内で好調に推移したが、自動車メーカー向けOEMが国内と中国で減少したことから減収となった。カーオーディオの売上は、市販市場向けは、主に北米、欧州で増加したことから増収となった。OEMは、中国で減少したが、国内と北米で増加したことから増収となった。カーエレクトロニクス全体の売上に占めるOEMの売上構成比は前期の約44%から約43%となった。

収益では、増収やコストダウン、販売費削減などの効果で経常利益は123億3100万円と黒字化した。前年同期に582億円の赤字だった最終利益も103億5000万円の黒字となった。

今期の業績見通しは売上高が同2.7%増の4700億円、営業利益が同10.6%増の175億円、経常利益が同9.5%増の135億円、当期純利益が同61.4%減の40億円となる見通し。

《レスポンス編集部》

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