トヨタ自動車の伊地知隆彦専務は11日に開いたアナリスト向け決算説明会で、東日本大震災の影響による減産で一時的にシェアは下がっても、新型車の投入で「とられた客を取り返すことは十分できる」との見通しを示した。
伊地知専務は「シェアは若干、この数か月間痛むかも知れない」としながらも、「来年末までに特にハイブリッドを中心に、グローバルで新車とモデルチェンジ合わせて11車種を投入する。とられた客を取り返すことも、十分に可能だと思っている」と強調した。
また北米向け新型『カムリ』の投入については「100%とは言えないが、少しずつ供給体制が整ってきている。予定通り導入することができるよう最大限の努力をする」と述べた。