ルノー、超小型EVを発売…6990ユーロから

エコカー EV
ルノー・トゥイジー・アーバン
ルノー・トゥイジー・アーバン 全 5 枚 拡大写真

ルノーは5月12日、超小型EV『トゥイジー』の価格を発表するとともに、インターネット上で予約受付を開始したと発表した。

トゥイジーは2009年のフランクフルトモーターショーでプロトタイプ、翌年のパリショーで市販型を発表した。ルノーが当初発売するEV4車種のうちのひとつだ。全長2337mm、全幅1191mm、全高1461mmという超小型、バッテリーを含めても450kgという超軽量ボディを特徴とするシティコミューターで、2人の乗員はタンデムに座る。

最大の特徴は、カテゴリー別に2種類の性能が用意されたことで、一部の国では運転免許なしで乗れる最高出力9ps・最高速度45km/hの「トゥイジー45」と、通常の自動車免許を必要とする17ps・80km/hの「トゥイジー」がある。いずれも最大トルクは57Nm、充電時間はフランスの家庭電源(220V)で3.5時間、満充電での航続距離は100kmだ。

グレードは両車に「アーバン」、トゥイジーのみに上級の「テクニック」が設定される。価格はトゥイジー45アーバンが6990ユーロ、トゥイジー・アーバンが7690ユーロ、トゥイジー・テクニックが8490ユーロと、ルノーが主張するように3輪スクーターと競合する数字となった。これ以外にバッテリーのリース料がトゥイジー45で毎月45ユーロ、トゥイジーで49ユーロ必要になるという。

オンライン予約はルノーのEV専用サイトで受け付けており、保証金として20ユーロが必要となる。生産は今年からスペインのバリャドリード工場でスタートし、年末にデリバリーを開始する。

ヨーロッパでは以前から、この種の超小型EVが普及していたが、ほとんどの車種が小規模のスペシャリストの製品であり、ルノーのような大メーカーの参入は異例といえる。

《森口将之》

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