ブリヂストンが発表した1〜3月期(第1四半期)の連結決算は経常利益が前年同期比80.3%増の562億4700万円と大幅増益となった。
売上高は同6.9%増の7043億3300万円と増収。東日本大震災の影響を受けたものの、業績への影響を軽微にとどめた。
国内の新車用は自動車生産台数の減少で販売は落ち込んだものの、市販用タイヤの販売本数が好調だった。トラック・バス用も新車用が好調だった。
米州と欧州では、乗用車や小型トラックなど新車用が増加、超高性能タイヤをはじめとする戦略商品の市販用も販売本数が伸びた。
収益では原材料価格が高騰したものの、増収の効果で営業利益は同55.2%増の558億6800万円となった。純利益は同77.6%増の313億2700万円となった。
通期業績見通しは、海外市場でタイヤの価格引き上げが浸透する見通しとなったため修正した。売上高は前回予想よりも100億円増の3兆1900億円、経常利益が270億円増の1510億円、純利益が120億円増の940億円となる見込み。