サーブ、新たな中国企業と提携へ…相手はパンダ社

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中国メーカーからの出資話が破談となり、今後の経営が混迷を極めていたスウェーデンの名門、サーブ。同社が新たなパートナーと、提携に向けて動き出した。

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これはサーブの親会社、スパイカーカーズが16日に明らかにしたもの。それによると、スパイカーカーズとサーブは、中国のパンダオートモビルトレード社(厖大汽貿集団)と、提携に向けた覚書を交わしたという。

パンダオートモビルトレード社は、中国の大手自動車ディーラー。中国全土に1100か所以上のディーラーネットワークを持ち、欧州車や日本車の販売を行っている。

提携への覚書では、まずパンダオートモビルトレード社が、中国で販売するサーブ車として、3000万ユーロ(約34億円)分を購入。さらに30日以内に、サーブ車1500万ユーロ(約17億円)分を追加購入する。

スパイカーカーズは、この代金をサーブの当面の運転資金に充当。部品メーカーへの支払いが滞ったため、6週間に渡って操業を停止しているスウェーデン・トロールハッタン工場の生産を、できるだけ早期に再開する。

また将来的に、パンダオートモビルトレード社はスパイカーカーズに6500万ユーロ(約75億円)を出資。同社の株式の24%を取得する。また両社は、中国に折半出資の合弁会社を設立し、サーブブランドの輸入・販売を行う計画だ。

《森脇稔》

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