安川電機、段ボール梱包を開封する自動開梱ロボットを開発

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安川電機 MOTOMAN-SDA20D
安川電機 MOTOMAN-SDA20D 全 3 枚 拡大写真

安川電機、鹿島建設は、医薬品工場や食品工場で、原料の段ボールや紙袋などの梱包を開封するロボットシステム「自動開梱システム」を開発した。

今回の自動開梱システムは、安川電機と鹿島建設が2009年から共同で進めている医薬品・食品工場の生産ラインでのロボット適用研究の成果によるもの。安川電機はロボットの機能強化とアプリケーション拡大、鹿島建設はロボットと親和性の高い医薬品・食品工場生産インフラの構築を目指して、相互の保有技術とノウハウを投入することで実現した。

自動開梱システムは、ダンボールや紙袋で提供される原材料の開梱作業を自動で行う。あらかじめ原材料のデータを複数登録しておくことで、異なる外形の荷姿にも対応可能となっている。

安川電機が開発した双腕形ロボット「MOTOMAN-SDA20D」と、ロボットへの原材料の供給、開梱した原材料の搬送および剥離した外装の回収を行うコンベヤ群で構成する。ロボットは人間の腕にあたるロボットアーム、人間の手にあたるハンド、複数のツール(道具)とを用いて対象物の位置決め、カッターナイフによる外装切断、原材料の取り出し、外装の解体・回収を行う。

作業対象物の位置を認識したり、動作の完了を確認するための各種センサーを備えており、作業ミスの防止機能、リトライ機能を搭載する。

自動開梱システムは、ニプロファーマの伊勢工場(三重県伊勢市)で資材開梱作業への導入が決定している。

《レスポンス編集部》

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