GMは18日、エンジン併用型レンジエクステンダー(航続距離延長)EV、シボレー『ボルト』を増産すると発表した。
これは、米国以外の海外市場に対して、ボルトの輸出を行うための準備。6月の4週間、米国ミシガン州デトロイトのハムトラック組み立て工場を休止し、ボルトとそのオペル版、『アンペラ』の製造ラインを増強する。
GMは年内に、欧州や中国、カナダへボルトの輸出を開始。さらに、現在米国内の一部州にとどまっているボルトの販売エリアを、全米に拡大する計画だ。
今回の製造ライン増強により、ボルトの年内の生産台数は1万6000台増える見込み。さらに2012年には、ボルトを6万台生産し、そのうちの1万5000台を海外市場へ出荷する。
シボレーボルトのマーケティング担当責任者、クリスティ・ランディ氏は、「年内にボルトは全米のディーラーで取り扱うようになる。工場の増強により、需要に見合う生産能力を確保する」とコメントしている。