アウディジャパンは、東日本大震災の復興を支援する一環として日本医師会を通じ岩手県医師会、宮城県医師会、福島県医師会に計5台のアウディ『A1』を無償で貸し出すことを決め、各県医師会に納車した。
A1はアイドリングストップ機構やエネルギー回生システムの採用で、動力性能と燃費性能に優れるコンパクトカーで、高機能カーナビゲーションも標準装備し、被災復興地で医師の移動用に活用してもらう。
A1を受け取った岩手県医師会の岩動孝副会長は「医師の移動はもとより、薬品の運搬などの活用を予定している。避難所や医療過疎地を回る手段として、活用してきたい」と述べた。
また、宮城県医師会は、公立志津川病院仮設診療所での巡回診療などに活用する。福島県医師会も、現地の医療の確保のために活用する。
被災地では、多くの病院や診療所も被災しており、病院や医師が不足している。同社では、自動車販売会社として被災地での医師の移動手段を提供することで、被災地の医療を少しでも支援する。