ソフトバンク、大学キャンパスでクラウド型ワンセグ配信

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クラウド型エリアワンセグ配信プラットフォームのイメージ(ソフトバンクテレコム)
クラウド型エリアワンセグ配信プラットフォームのイメージ(ソフトバンクテレコム) 全 1 枚 拡大写真

ソフトバンクテレコムは、クラウド型エリアワンセグ配信プラットフォームを開発、総務省「ホワイトスペース特区」の1つである立命館大学などでワンセグ情報配信に向けて提供する。

また、ホワイトスペース特区の期間中、同様のエリアワンセグ配信トライアルに対してこの配信プラットフォームを開放する。

エリアワンセグの実用化に向けて制度の整備が進められており、総務省はホワイトスペース推進会議が決めたホワイトスペース特区の大半がエリアワンセグ関連となっており、大学キャンパス、大型スポーツ施設、交通拠点、商業施設など多くの人が密集する場所で効率的に情報を配信できる新サービスとして注目されている。

こうした中、同社は、経済性と効率性を追求したクラウド型のエリアワンセグ配信プラットフォームを開発した。サービス提供拠点にワンセグ送信機を設置し、配信プラットフォームとインターネット経由で接続する。配信プラットフォーム上で、H.264エンコーダー、字幕生成、BML作成エンジンなど、エリアワンセグサービスに必要な機能をクラウド型で提供する。

エリアワンセグ運用者は、配信プラットフォーム上でワンセグ送信機制御、番組コンンテンツ更新・変更、送出スケジュール管理など、インターネットを使ってリモート制御が可能。さらに、ライブ型映像配信を経済的に実現し、複数のワンセグ送信機との接続も可能。

同社が開発した配信プラットフォームを使った大学キャンパスでのワンセグ情報配信では、キャンパス内に集う学生、教職員、研究者、訪問者に対する効率的な放送型情報配信として、大学キャンパス固有の映像やデータコンテンツの配信、周辺観光情報や防災関連情報コンテンツの配信を、特区期間中に実施する予定。

また、高度なワンセグシステムを目指した新しい試みとしてスマートフォンやタブレット端末をワンセグ受信端末としたマルチワンセグ型サービスや、特定認証端末受信サービス、GPS連動型チャンネル誘導サービスなどのトライアルも計画している。

今回の配信プラットフォームのサービスコンセプトは、6月8日から10日まで、千葉・幕張メッセで開催される「IMC Tokyo2011」の総務省ホワイトスペース推進会議のブースで公開される。

《レスポンス編集部》

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