ヤマハ発動機は、モトクロス競技専用モデル「YZシリーズ」の2012年国内仕様モデル6機種を7月29日から順次発売する。
国内で人気の高い『YZ250F』は、軽量ピストンの採用や張力バランス最適化のリング採用でピストンまわりの往復慣性モーメントの低減とフリクションロスの低減を図った。キャブレター口径を変更するなど、吸排気系の仕様も変更する。また、剛性バランスを一新した新設計のフレームを採用するとともに、サスペンションの仕様変更など、大幅な変更でエンジンの中高速域と旋回性能の向上を図った。
『YZ450F』も燃料の噴射量と点火時期を制御する三次元マップを変更するなど、F.I.セッティングを変更したほか、サスペンションの仕様変更などを施し乗車感の向上を図った。
両モデルとも2色の設定で、このうち「パープリッシュホワイトソリッド1」は、8月31日までの受注期間限定での発売となる。
水冷2ストロークエンジン搭載の250cc、125cc、85ccのYZ各機種は、シリーズ共通の2012年グラフィックを採用し、基本性能は現行モデル同じ。
製品は「ヤマハオフロードコンペティションモデル正規取扱店」で販売する。
販売計画はシリーズ合計で年間500台。
価格はYZ450Fが87万1500円、YZ250Fが67万7250円。