日本軽金属や日本フルハーフなど、中国でトレーラ事業に参入

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日本軽金属(日軽金)は、子会社の日本フルハーフ、伊藤忠商事の子会社伊藤忠メタルズ、伊藤忠(中国)集団とともに、中国の現地企業との合弁でトレーラー事業を開始する。

日本フルハーフは日本国内のトラック架装事業で国内トップシェアを持ち、トラック架装で培った技術力・開発力を生かし、トレーラ分野でも実績を上げている。

中国では、経済発展に伴う物流量の増大で輸送車両の需要が増加しており、トラックよりも積載量の多いトレーラの需要が特に伸びている。しかし、中国国内で使用されているトレーラは全てが鋼製で、現地の輸送業者または事業主からは燃料費、高速道路料金の削減、積載量の増大を図るため、車体の軽量化に対するニーズが高まっている。

日軽金では、軽量でより高機能なトレーラを中国市場に供給するため、合弁会社を設立する。日本フルハーフのトレーラの製造ライセンスを供与している現地企業に導入することで、市場要求を満たした製品を製造するとともに、伊藤忠のネットワークを最大限に活用した販売活動を行う。

合弁会社は今年10月に現地企業の株式を日本側が50%取得する。出資比率は現地企業の親会社が50%、日軽金が20%、日本フルハーフが20%、伊藤忠メタルズが5%、伊藤忠中国が5%それぞれ出資する。

日本フルハーフは、トレーラの軽量化や中国の物流での輸送品質の向上、効率化をサポートするため、現地架装メーカーと差別化を図り、市場の要望にきめ細かに応える製品を提供していく架装メーカーを目指す。日本軽金属グループでは今後も中国、東南アジアを中心とする海外展開を積極的に進める方針だ。

《レスポンス編集部》

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