13日午前11時ごろ、大阪府茨木市内の名神高速道路上り線・吹田ジャンクション付近で、渋滞中の車列に対して後ろから進行してきた大型トラックが追突。車両6台が関係する多重衝突に発展した。この事故で2人が死亡、3人が重軽傷を負っている。
大阪府警・高速隊によると、現場は茨木市穂積台付近で片側4車線の直線区間。渋滞中の車列に対し、後方から進行してきた大型トラックが追突。前方の5台を巻き込み、車両6台が関係する多重衝突に発展した。
事故に巻き込まれた車両のうち5台が炎上。大破したクルマに閉じ込められ、脱出できなかった2人が焼死、他の車両に乗っていた3人が骨折や打撲などで重軽傷を負った。警察は追突側のトラックを運転していた岐阜県瑞浪市内在住を自称する42歳の男を自動車運転過失傷害の現行犯で逮捕。2人死亡後は容疑を同致死に切り替え、調べを進めている。
事故当時、現場付近では4km程度の渋滞が発生していた。調べに対して男は「一瞬、居眠りをしてしまったようだ」などと供述しており、警察では勤務する運送会社を捜索。勤務実態の解明を急ぐ方針だ。