全体相場は続落。米国市場の反発を好感し買いが先行したが、ギリシャ財政問題、米中景気の減速に対する警戒感からマイナス圏に転落。ユーロ安から採算悪化が懸念される輸出関連株を中心に売られた。
平均株価は前日比59円88銭の9351年40銭と3月18日以来3か月ぶりの安値水準となった。
自動車株は高安まちまち。日産自動車が20円高の800円ちょうどと反発。外資系証券が株価評価で「買い」を継続したことが安心感を誘ったもよう。マツダ、スズキ、富士重工もしっかり。
一方、トヨタ自動車が20円安の3175円、ホンダが26円安の2927円と続落。いすゞ、日野自動車、ダイハツ、三菱自動車がさえない。
なお、マツダが大引け後に発表した今期業績は、連結営業利益が前期比16.1%減の200億円。主要アナリストの予想値が90億円程度だっただけに、週明けの市場の反応が注目される。