昭和シェル、中東で太陽電池事業強化…サウジに事務所を開設

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昭和シェル石油の太陽電池子会社のソーラーフロンティアは6月22日、7月1日付けでサウジアラビアのアルコバールに新たに事務所を開設すると発表した。

新事務所を通じて中東地域のパートナー企業との連携を強化し、中東市場でソーラーフロンティアの存在感を高めていく。また、現地に事務所を置くことで、サウジアラビアで既に取り組んでいる複数のプロジェクトの進捗をサポートするとともに、中東地域に適したCIS薄膜太陽電池の特性を生かして、急速な成長が見込まれる同市場を開拓する。

同社の独自技術で生産するCIS薄膜太陽電池は、結晶シリコン系よりも高温時の温度係数が優れているため、気温上昇時の変換効率が低下しにくいなど砂漠環境に適した特性を持つ。また、砂の付着や埃の蓄積を防ぐよう傾斜を付けたフレーム構造や、日本が持つ生産技術に支えられた高い耐久性も特長で、中東地域に適するとしている。

サウジアラビアの太陽電池市場は、日射量に恵まれており、太陽電池市場の成長が見込まれている。また、人口増に伴って拡大するサウジアラビアの電力需要について増加分の多くは太陽光発電により賄うことができると期待されている。

同社の平野敦彦常務執行役員は「ソーラーフロンティアのCIS薄膜太陽電池は、厳しい環境下における高い耐久性を有しています。当社の高い生産技術、生産能力およびノウハウを活用することで、中東地域の厳しい環境や需要の拡大に応えることができます」とコメントしている。

《レスポンス編集部》

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