住友金属と住友商事、米国最大の車輪・車軸メーカーを買収

自動車 ビジネス 企業動向
住友金属と住友商事、米国最大の車輪・車軸メーカーを買収
住友金属と住友商事、米国最大の車輪・車軸メーカーを買収 全 1 枚 拡大写真

住友金属工業と住友商事は、米国の車輪・車軸メーカーのスタンダード・スチールの持株会社、スチール・ホイール・アクイジッションを買収することで合意した。

スタンダードは、200年以上の歴史をもつ、車輪・車軸の米国トップメーカー。今回の買収は、住友金属として、ものづくりの基盤である国内製造拠点を強化するとともに、海外の成長市場で現地生産する基本戦略の一環。世界最大級で、成長が見込まれる北米市場でのプレゼンスを高め、将来は欧州・アジア諸国などグローバル市場に展開していく。

買収と同時に、住友金属はスタンダードに、住友金属の独自技術である車輪成型用回転鍛造機「SIRDプレス」や、素材となる鋼の高清浄度化技術などを技術移転する。これらの設備や技術移転によってスタンダードのハイエンド車輪市場での地位の向上を図り、将来の米国高速鉄道プロジェクトの受注を目指す。

鉄道は、利便性と環境に優しい輸送手段として世界的に需要が高まっている。これに伴って高い安全性、高速化・低振動・低騒音など、技術力と品質の向上が求められている。住友金属は、高級車輪・車軸の世界2極生産体制を構築し、ハイエンド車輪市場で世界のリーディングカンパニーの地位を強固にしていく。

さらに、生産拠点を日本と米国の2か所にすることで、リスクを分散、安定した製品を供給していく。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 真夏のダッシュボードが20度以上低下!? 驚きの遮熱サンシェード新時代[特選カーアクセサリー名鑑]
  2. メルセデスベンツ『CLA』新型、第4世代「MBUX」にセレンスの会話型AI技術搭載
  3. トヨタ『ランドクルーザー』公式アイテム、2025年夏の新作発売へ
  4. スズキ『エブリイ』が災害時は「シェルター」に、軽キャンピングカーの新たな可能性
  5. どこだ? 日産が7工場を閉鎖予定---可能性のある工場すべてをリストアップした
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 茨城県内4エリアでBYDの大型EVバス「K8 2.0」が運行開始
  2. リチウムイオン電池の寿命を2倍に、矢崎総業、バインダフリー電極材料を開発
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. トヨタや京大、全固体フッ化物イオン電池開発…従来比2倍超の容量達成
  5. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
ランキングをもっと見る