脱石油を掲げて、「グリーンニューディール政策」を推進する米国のオバマ大統領。同大統領が、非常に厳しい燃費規制を米国で実施する可能性が出てきた。
これは26日、『ザ・ワシントンポスト』の電子版が伝えたもの。同メディアによると、オバマ大統領は2025年、乗用車やライトトラックの燃費規制を56.2マイル/ガロン(約23.9km/リットル)に引き上げた場合の影響について、GM、フォードモーター、クライスラーグループの米国ビッグ3に分析するよう要請したという。
すでにオバマ政権は2016年までに、乗用車やライトトラックの燃費規制を、35.5マイル/ガロン(約15.1km/リットル)へ強化することを決定している。
現行の米国の燃費規制は、27.3マイル/ガロン(約11.6km/リットル)。今回のオバマ大統領の2025年燃費規制プランは、現行値の約2倍という厳しいものだ。米ビッグ3の分析結果が注目される。