【新聞ウォッチ】東京電力、6時間9分のロングラン総会

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気になるニュース・気になる内幕---今日の朝刊(朝日、読売、毎日、産経、東京、日経の各紙・東京本社発行最終版)から注目の自動車関連記事をピックアップし、その内幕を分析するマスコミパトロール。

2011年6月29日付

●「脱原発」株主提案を否決、東電、中部電、九電の総会(読売・1面)

●車生産国内持ち直し5月減少率32%に改善(読売・8面)

●日産、中印露に超低価格(読売・8面)

●「中国コピー鉄道」日本警戒、供与技術に特許申請(読売・8面)

●ソニー会長報酬8億6300万円(読売・8面)

●トヨタの格付け1段引き下げ、ムーディーズ(朝日・11面)

●部品の共通化日産が前向き、ゴーン社長意向(朝日・11面)

●ラオックス中国家電の子会社に(毎日・7面)

●北へ外車不正輸出浮かぶ密接関係(産経・30面)

●デジタル読解力日本4位、OECD初調査 トップは韓国(東京・26面)

●ホンダ狭山工場深夜勤務を導入(日経・11面)

●夏休みの旅、今年は安金長、アジア2ケタ増(日経・33面)

ひとくちコメント

福島第1原発事故の収束のメドがつかない中で東京電力の株主総会が東京港区のホテル「ザ・プリンス・パークタワー東京」で開かれた。総会に出席した株主は9309人で、過去最高だった昨年の3342人を3倍近くも上回ったほか、所要時間も6時間9分と過去最長で、異例のロングラン総会だったという。

きょうの各紙は、毎日、産経、東京が1面トップで報じたほか、総合面、経済面、社会面などに書き分けるなど、東電の株主総会の記事で埋め尽くされている。大見出しは「東電、『脱原発』否決」が主流で、「展望なき東電株主不満、無配何年続くのか」(読売)、)「のれんに腕押し、将来見えぬ、仕方ない」など東電株主「落胆の総会」(朝日)、「株主『茶番』だ飛び交う怒号」(産経)といった見出しも目を引く。

なかでも、会場に居ないでも手に取るように議事進行が読み取れるのが東京の特集企画「こちら特報部」で取り上げた株主総会ルポ。「巨大企業が震撼した、熱く、長い1日の一部始終をドキュメント」している。

余談だが、不祥事が発覚してロングラン総会を想定していた大手企業の議長役に「トイレに行きたくなったらどうするのか」と聞いたことがあったが、「紙オムツを装着するので心配ない」と答えていた。東電の総会は午前10時にスタート、午後4時9分閉会したが、途中休憩も挟まない長丁場だったという。 

《福田俊之》

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