【ホンダ フィットシャトル 発表】最後まで迷ったネーミング

自動車 ニューモデル 新型車
フィットシャトルのネーミングに「フィット」を使用するかどうか、直前まで検討されていたという
フィットシャトルのネーミングに「フィット」を使用するかどうか、直前まで検討されていたという 全 6 枚 拡大写真

ホンダ『フィットシャトル』の開発責任者である本田技術研究所の人見康平主任研究員は、同車のネーミングについて『フィット』を使用するかどうか、「実は売り出す前まで相当迷った」と語った。

4日に都内で開いた試乗会会場で記者団と懇談し、命名のエピソードを紹介した。人見氏は同モデルの開発に当たり「単なるフィットのワゴン化ではない」ところから出発したという。

「スモール」のフィットに対し、より上級の「コンパクト」の革新を目指した。実際に受注した顧客からは静粛性など、フィットの上を行く性能が評価されているという。

もっとも、開発途上では販売店などから「フィットをワゴンにしても売れない」といった指摘が多く、「逆風は相当強かった」と振り返る。ネーミングで悩んだのはフィットを冠することで、人見氏が狙った「革新的コンパクト」のイメージが打ち消される可能性もあったからだ。

一時は「シャトル」とする案もあったそうだ。結局、「スモールの完成型であるフィットのネームバリューを生かす」ことになった。人見氏は2代目フィットの開発責任者でもあるが、フィットシャトルが評価されてロングセラーになった暁には「『シャトル』だけになっても構わない」と笑った。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本当に世に出るとは」わずか1トンの車体に800馬力V12を搭載、「超アナログ」なスーパーカーにSNS沸く
  2. 『ジムニー/ジムニーシエラ』のコックピットをかっこよく進化! 簡単取付けのデジタルメーターが新発売
  3. 世界初、個人所有できるレベル4自動運転「ロボカー」誕生、2026年に納車開始
  4. 【ダイハツ ムーヴ 新型】「ポッキー入れ」にイルミネーション、軽自動車でも質感を“あきらめさせない”インテリアとは
  5. 2031馬力をMTで操る!? 世界に1台のハイパーカー『ヴェノムF5』が爆誕
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る