トヨタ自動車の中国法人は4日、6月の中国における新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は5万9500台。前年同月比は2.4%減と、5月の35%減に対して、持ち直してきた。
トヨタの中国合弁(乗用車)には、広州汽車との広汽トヨタ、第一汽車との一汽トヨタの2社がある。6月新車販売は、広汽トヨタが前年同月比5.2%増とプラスへ転じた。一汽トヨタは前年同月比1.5%減と、5月の35.7%減と比べると、回復基調にある。
この回復傾向の要因は、東日本大震災の影響で滞っていた日本からの部品調達が復旧し、現地工場の稼働率が6月末までに本来のペースに戻ったため。
トヨタの2011年上半期(1〜6月)中国新車販売台数は、前年同期比2.2%減の35万4400台。同社は2011年の年間目標台数を90万台としており、7月以降に巻き返しを図る構えだ。