日産自動車の中国法人は5日、6月の新車販売結果を公表した。総販売台数は、10万8000台。前年同月比は22.4%増と、5月の15%増を上回り、2か月連続の大幅増を記録した。
販売を牽引するのが、2011年1月に発売された新型『サニー』(現地名:『陽光』)。同車は、中国合弁の東風日産が、2010年12月の広州モーターショーで発表したモデルだ。現地の中型セダン市場において、高い人気を獲得する。
また、東日本大震災の影響を受けた中国での減産解消に、日産が重点的に取り組んだことも大きい。現地工場では、他の日系メーカーよりもいち早く、6月末までには通常の生産ペースに回復させた。
日産の2011年上半期(1〜6月)の中国新車販売は、前年同期比18.1%増の59万4500台。2桁の伸びを維持している。