トヨタ エティオス、最大風速のエアコンはインド人好み

自動車 ニューモデル 新型車
エアコンをはじめ、インドの気候や交通事情を分析して開発された戦略車、エティオス
エアコンをはじめ、インドの気候や交通事情を分析して開発された戦略車、エティオス 全 12 枚 拡大写真

トヨタ自動車が新興国専用のエントリーモデルとして2010年末にインドに投入した『エティオス』は、同国の気候に合わせて専用のエアコンをデンソーと開発した。

エティオスの開発責任者である則武義典製品企画本部チーフエンジニアによると、「“のど元風速”が現地では重要な要素であり、乗員に当たる風速は秒速2.5mとクラス最大にした」という。

則武氏は2006年の開発着手時から、頻繁にインドに出張滞在し、さまざまな現地のニーズを掘り起こし、開発に反映してきた。エアコンについては「暑い車室外から乗車した時には、とにかく強力な冷風が必要」と判断した。

また、後席にも十分な冷風が届くようインパネの中央部に大きな縦型の送風口を設置し、インド向けならではの工夫を凝らした。「冷房や送風能力があれば、騒音はある程度犠牲にする」というのもインドユーザーの価値観だと分かり、コスト面でも割り切って送風重視の設計とすることができたという。

《池原照雄》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 21車種・64万台超、トヨタ自動車の大規模リコールに注目集まる…7月掲載のリコール記事ランキング
  2. 「衝撃の価格」中国メーカーの大型3列シートSUVが話題に!「むしろ経営が心配」の声も
  3. 「復活まじうれし!」「全色欲しい」新型スズキ『GSX-R1000』発表に、SNSは話題沸騰!
  4. トヨタ「クラウン」「アルファード」など21車種、64万台超の大規模リコール[新聞ウォッチ]
  5. 約10万円で200km以上走るEVバイク登場に「現実的な選択肢」、ベトナムから日本上陸に期待の声
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  3. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
ランキングをもっと見る