アストンマーチンとのコラボレーションで生まれた『V12ザガート』が記憶に新しいイタリアのカロッツェリア、ザガート。同社が、新たなパートナーとの提携に踏み切った。
これは19日、ザガートが明らかにしたもの。同社の発表によると、ザガートは英国のCPP社と共同出資して、イタリアにCPPミラン社を設立。ザガートは主にデザイン面を担当し、そしてCPPがコーチビルダーとして、ザガートブランドの新商品を共同開発していくという。
英国に本拠を置くCPPは、コベントリー・プロトタイプ・パネルズの略。ロシアの富豪、ウラジミール・アントノフ氏がオーナーであることでも知られる。
CPPは2011年2月、オランダのスーパーカーメーカー、スパイカーカーズ(現在はサーブの親会社、スウェディッシュオートモービル)からスポーツカー事業を買収している。
これまで、様々な身売りの噂があったザガート。しかし、同社のアンドレア・ザガート氏は、「CPPミラン設立により、1919年の創業当初から貫いてきたザガートの独立路線が維持される」とコメントしている。