アウディ R8 GT 日本発表…大喜多社長「R8はブランドイメージの象徴」

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アウディジャパン大喜多寛社長とR8 GT(24日)
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高性能スポーツ『R8 GT』を24日に発表したアウディジャパン。大喜多寛社長は、「R8は台数を売るクルマではない。しかし、アウディのブランドや、モータースポーツへの積極的なサポートをイメージづける重要なモデル」と『R8』の位置づけを語った。

R8は現在、年間約5000台を生産している。2005年に世界で販売を開始、日本への導入は2007年より開始した。現在累計で約300台を日本だけで販売している。大喜多社長は、「導入以来、年間約60台を販売している。今年は70台の販売を見込んでおり、過去最高となりそうだ」としている。背景には、昨年より導入を開始したオープンモデル『R8スパイダー』の効果もあるという。

大喜多社長は、今回のR8 GT日本導入の背景として、アウディが積極的なサポートを続けるモータースポーツの重要性を挙げる。「アウディはブランドイメージの基本的なポリシーとして、生産、開発、販売などあらゆる面において新しいものを取込んで発展していこうと考えている。その中で、最高の素材、最高の技術から最高のクルマを作り上げるため、創業当初からモータースポーツに積極的に関わり、市販車へのフィードバックをおこなってきた。R8はその象徴ともいえるクルマ」と語る。

R8 GTは、ベースとなった「R8 5.2FSIクワトロ」から110kgもの軽量化を果たした。これはアウディが掲げる「ウルトラ・ライトウエイト・コンセプト」に基づくもので、軽量化を突き詰めていくことから、運動性能や環境性能を追求するという発想だ。「R8 GTはこのコンセプトを具現化したモデル」と同社は説明する。

「R8は、無理をして大量に売ろうとは考えていない。スポーツを重要視するアウディのブランドイメージを牽引するものと考えている。今回のGTはレーシングカーとほぼ同等の仕上がりとなっている。わずか5台の導入だが、アウディのレーシングスピリットや、レーシングドライバーと同じ感覚を楽しんでもらえたら」と大喜多社長は語った。

《宮崎壮人》

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