環境に配慮したグリーンニューディール政策を推進する米国のオバマ大統領。そのオバマ政権が、自動車に関する新たな燃費規制を発表した。
これは7月29日、ホワイトハウスが発表したもの。2025年までに、米国で販売する乗用車とライトトラック(SUV/ミニバン/ピックアップトラック)には、平均54.5マイル/ガロン(約23.2km/リットル)の燃費規制が課せられる。
この燃費規制は、2017年から平均燃費を年間5%ずつ引き上げて適用。現在の規制では、2016年までに35.5マイル/ガロン(約15.1km/リットル)にすることを求めている。2025年の新燃費規制は、現在の約12km/リットルの2倍に当たる値だ。
オバマ政権は当初、2025年の燃費規制値を、56.2マイル/ガロン(約23.9km/リットル)とする計画だった。しかし、自動車メーカーからの反発が強く、これを修正。54.5マイル/ガロン(約23.2km/リットル)とすることで、日米韓の自動車メーカー13社と合意に達した。