7月31日、スポーツランドSUGOでPCCJ(ポルシェ カレラカップ ジャパン)の第7戦決勝レースが行われた。ダブルヘッダー戦となるこのSUGOラウンドは、
第6戦の決勝ベストラップ順により第7戦のグリッドが決まる仕組みだ。
ポールポジションは、ゼッケン14番安岡秀徒、続いてゼッケン22番マイケル・グリーン、ゼッケン47番藤田明、ゼッケン15番神取彦一郎、ゼッケン16番横幕ゆぅ、ゼッケン5番高見澤一吉というオーダーとなった。
決勝レースのスタートは午前10時45分。ハーフウェットコンディションの中スタートを迎えることとなった。まずは安岡が好スタートを決め頭ひとつをリード。2番手のマイケル・グリーンに藤田が並びかけるが、1コーナーではマイケル・グリーンがポジションをキープする。
この1周目を「やや慎重になりすぎた」と話す安岡に、なんとマイケル・グリーンが一気に急接近。2周目に入るストレートでは真後ろまで迫っていた。ところが、1コーナーのブレーキングでマイケル・グリーンがスピンを喫してしまう。このアクシデントによりレースは一時赤旗中断となった。
レース再開は11時20分。スタート時のグリッド順のまま、周回数は12周と変わり、マシンにダメージを受けたマイケル・グリーンを除いた全10台でリスタートとなった。そのリスタートでも安岡が先行し、藤田、横幕、神取らが続いていく。
ところが、横幕が突如スローダウンのアクシデント。さらにその後、焦りが出たのかスピンを喫すると、これにより2度目の赤旗が提示される。しばらく中断が続いたが、競技規定によりレースは成立。ここで第7戦の決勝レースが幕を閉じた。
リザルトは、優勝が安岡。2位に藤田、3位が神取、以下大久保、櫻井、横幕という順位だ。当然、シリーズポイントも通常どおり加算される。
9月10日、11日に開催される次戦の舞台は、今シーズン3度目となる富士スピードウェイ。ハイスピードサーキットの富士だけに、どんなオーバーテイクショーが見られるのか楽しみだ。