民間調査会社のオートデータ社は2日、7月の米国新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は105万9601台。前年同月比は0.9%増と、2か月連続で前年実績を上回った。
米国ビッグ3では、首位のGMが21万4915台をセールス。前年同月比は7.7%増と2か月連続のプラスを維持した。シボレーブランドの小型セダン、『クルーズ』が2万4648台を販売。SUVの『エクイノックス』も73.2%増の1万7094台を売り上げる。
2位のフォードモーターは、18万0315台を販売。前年同月比は8.7%増と、2か月連続のプラスとなった。SUVの『エスケープ』が、66.2%増の2万4411台と牽引。主力中型セダンの『フュージョン』も、11%増の1万9318台と好調だった。
クライスラーグループは、トヨタに抜かれて、4位へ後退。その販売台数は11万2026台で、前年同月比は20.1%増と16か月連続のプラスだ。大型ピックアップトラックの『ラム』が、1%増の2万0311台。ジープブランドでは、『ラングラー』が43%増の1万4355台と伸びた。
日本メーカーのビッグ3では、3位のトヨタが13万0802台を販売。前年同月比は22.7%減と、3か月連続で前年実績を下回った。ベストセラー乗用車の『カムリ』が20%減の2万7016台、『カローラ』が33.2%減の1万7577台、『RAV4』が42.7%減の8814台と、主力3車が落ち込んだ。
ホンダを抜いて5位に浮上した日産は、8万4601台。前年同月比は2.7%増と、2か月連続で増加した。主力の『アルティマ』が、16.8%増の2万1340台と牽引。小型SUVの『ローグ』も、2.7%増の1万1260台と人気を集める。
6位のホンダは、8万0502台を販売。前年同月比は28.4%減と、トヨタ同様、3か月連続のマイナスだ。『アコード』(日本名:『インスパイア』)が25.1%減の1万8308台、『シビック』が37.4%減の1万4006台、『CR-V』が27.8%減の1万3943台と、主力3車の大幅減が響いた。