ヤマハ発動機が発表した2011年6月中間期の連結決算は、当期純利益が前年同期比21.8%増の289億円と増益となった。
二輪車の販売台数はほぼ横ばいの346万9000台だった。主力のアジアが同1.2%減となったものの、中南米地域が大幅に伸びた。マリン事業は船外機やウォータービークルが好調で増収だった。特機の売上げはほぼ横ばいだった。
中間期の連結売上高は、4〜6月期が東日本大震災による影響で二輪車販売が落ち込んだことや円高による為替換算の影響などで同1.9%減の6631億円と小幅な減収となった。
収益では、4〜6月期は為替差損や販売減で大幅減益となったものの、1-3月期が好調だった貯金で、営業利益は同18.6%増の415億円と増益だった。経常利益は同11.4%増の487億円だった。