ヤマハ発動機、営業利益率5%目標を1年前倒しで達成へ

自動車 ビジネス 企業動向
ヤマハ発動機・柳弘之社長
ヤマハ発動機・柳弘之社長 全 2 枚 拡大写真
ヤマハ発動機は3日、中南米での二輪車事業やマリン事業全体での販売増加が見込まれるとして2011年12月通期の連結営業利益予想を従来の530億円から680億円に上方修正した。

一方、売上高予想は従来の1兆3500億円を据え置いたことから、売上高営業利益率は5.0%を見込む。ヤマハ発動機の柳弘之社長は同日開いた決算会見で2012年度の財務目標としていた営業利益率5%を「1年前倒しで達成の見込み」と述べた。

今期の営業利益には米国で販売した四輪バギーの製造物賠償責任にかかわる訴訟費用が想定を下回った分の戻し入れとして99億円が発生し、利益をかさ上げする。

柳社長は会見後、一部報道陣に対し、この戻し入れ効果がなくなる来期以降についても営業利益率5%は「維持できる見通し」との考えを示した。その理由として柳社長は「現在の構造改革やコストダウンを積み上げていくと、今年出た以上に(来年は)出てくるので、いけると思う」と述べた。

《小松哲也》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. トヨタ『ライズ』がカラフルに変身!? フルーツがテーマ『ハバナ フルーティーポップ』、キャルズモーターが発売
  2. 一人乗りマイクロEV「EQV-TREK」発売、355kgの軽量ボディで航続110km…107万8000円から
  3. 日産『フェアレディZ』の「レトロな仕様」に注目…土曜ニュースランキング
  4. 「じゃじゃ馬っぽくていい」ホンダ『ヴェゼル RS』先行公開に早くも反響! デザインと性能に注目
  5. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る