トヨタ自動車の中国法人は1日、7月の中国における新車販売の結果を明らかにした。総販売台数は約8万2500台。前年同月比は28.4%増と、4か月ぶりに前年実績を上回った。
トヨタの中国合弁(乗用車)には、第一汽車との一汽トヨタ、広州汽車との広汽トヨタの2社がある。7月新車販売は、一汽トヨタが前年同月比50.2%増と、一気に回復。東日本大震災後の減産の解消により、販売を大きく伸ばした。
一方、広汽トヨタは前年同月比5.8%減と、2か月ぶりの前年実績割れ。2社の現地合弁の間で、明暗を分ける結果となった。
トヨタの2011年1〜7月中国新車販売台数は、前年同期比2.4%増の約43万6900台。同社は2011年の年間目標台数を、90万台に設定している。