NEC、中国大手商用車メーカーの物流子会社に運送管理システムを納入

自動車 ビジネス 企業動向

NECは、中国大手自動車会社の北汽福田汽車の物流子会社の北京宝供福田物流向けに運送管理システム(TMS)を納入したと発表した。

納入したシステムは、自動車の受注・運送・運送料金の計算などの業務プロセスを可視化し、事業者が運行業務を効率化するのに役立つ。

宝供福田物流は、北京に管理センターを置き、中国9省で完成車と自動車部品を輸送している。北汽福田汽車は、中国の商用車メーカー最大手で、2010年の商用車販売台数が68万台。親会社の販売台数の増加に伴って宝供福田物流は、運送の可視化と運送情報の管理が課題となっていした。

NECのTMSは、運送をリアルタイムでモニタリングし、受注・出荷から代理店への配送までの業務プロセスを可視化できるシステム。管理センターは、各車両の入庫・出庫・配送などの状況を把握、配送途中に顧客から急な変更依頼を受けた場合でも、TMS上で別の車両からそのニーズに合う車両を選択して対応するなど、配送計画の変更に迅速な対応が可能となる。

宝供福田物流はTMSの活用で、これまで手作業で行っていた受注処理、運賃計算、配達状況の帳簿記入などにかかる時間を約30%短縮することができた。また、業務全過程のモニタリングと事故発生地点を通過する運送車両への事前警告機能などにより、計画的な配送が可能となり、顧客へのサービスレベルが向上したとしている。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 無線LAN内蔵&業界最大4.0インチ、ブリッツのレーザー&レーダー探知機「TL406RW」が発売
  2. 「ソウルレッド」も完全再現!クルマ用塗料を使ったマツダ公式『ロードスター』スマホケース発売
  3. 「カッコ良すぎて気絶しかけた」トヨタ『ハイラックス』新型発表に歓喜の声、日本発売にも「素晴らしい!」
  4. 【マツダ CX-5 新型】後席はマツダ車トップクラスの快適性、研ぎ澄ませた「3つの価値」とは
  5. ポルシェ『911 GT3ツーリング』、コロンビアの熱帯雨林をテーマにした「オセロット」発表
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る