インド自動車工業会は10日、インド国内の7月新車販売の結果をまとめた。商用車を含めた総販売台数(輸出を除く)は、24万7898台。前年同月比は2%減と、2年2か月ぶりに前年実績を下回った。
全販売台数のうち、乗用車は18万3657台。前年同月比は9%減と、こちらも2年2か月ぶりの前年実績割れだ。一方、商用車は24%増の6万4241台と好調。個人ユーザーと法人ユーザーとの間で、対称的な新車需要が明らかになった。
インド新車市場でトップシェアを誇るスズキのインド子会社、マルチスズキは7月、輸出を含めて7万5300台を販売。前年同月比は、2か月連続のマイナスとなる25.3%減で、6月の8.8%減に対して、減少幅が拡大する。
車種別では、主力のAセグメントの『アルト』『ワゴンR』『ゼン・エスティロ』『スイフト』『リッツ』(日本名:『スプラッシュ』)『A‐スター』などが、トータル5万2483台を販売。前年同月比は31%減と、大幅減を喫している。