日産自動車の中国法人は10日、7月の新車販売結果を明らかにした。総販売台数は、約10万0100台。前年同月比は26%増と、6月の22.4%増を上回り、3か月連続で大幅増を達成した。
好調な販売の原動力が、2011年1月に投入した新型『サニー』(現地名:『陽光』)。同車は、中国合弁の東風日産が発売しているモデルで、北米向けの『ヴァーサセダン』の兄弟車に当たる。
また日産は中国において、沿岸部だけでなく内陸部でもディーラーネットワークを構築。これも、好調な販売を維持している要因だ。また、東日本大震災後の減産解消に、早期に取り組んだ効果も大きい。
日産は7月末、2015年末までに中国における年間販売台数を、現在の約2倍の230万台へ引き上げる計画を発表している。