「屋上で象を飼う」というキャッチフレーズが、かつて頑強さをウリにしたコンクリートの住宅のCFに使われていたことを記憶している方はどれだけいるだろう。
象は無理でも鯨なら飼えるかもしれない。もちろん本物の鯨ではない。ボディを鯨に見立てたデザインとした風流鯨(かぜながすくじら)Kidsという小型風力発電機のことだ。
TDKのブースで見つけたものだが、製造元のニッコーはTDKの関連会社で、発電機の内部にあるネオジム磁石などにTDKの部品が使われているそうだ。
定格出力は1kWで、平均風速が4〜5m/s以上あれば、同じ1kWの太陽電池の発電量を上回るそうだ。風力発電専用の系統連系インバータにより、バッテリーレスで家庭用電源として使うことができる。
お値段は190万円とか。これをソーラーパネルと組み合わせるのも良さそうだ。強風でお困りのお宅にはうってつけの装置ではないだろうか。
(スマートグリッド展2011&次世代自動車産業展2011、6月15〜17日、東京ビッグサイト、主催:日刊興業新聞社)