インドのタタモーターズは16日、7月の世界新車販売の結果を公表した。総販売台数は8万5392台。前年同月比は6%減と、2か月連続で前年実績を下回った。
販売不振の要因は、乗用車。乗用車の7月世界販売台数は、前年同月比24%減の3万8154台。6月の12%減から、マイナス幅が拡大した。
インド国内では、超低価格車の『ナノ』が3260台を売り上げたものの、前年同月比は6月の29%減から、7月は64%減へ大幅減少。『スモー』『サファリ』『アリア』『ベンチャー』シリーズも、2%減の3195台と2か月連続で前年実績を割り込んだ。
また、傘下のジャガー&ランドローバーの7月世界販売は、前年同月に対して横ばいの1万9119台。その内訳は、ランドローバーが8%増の1万4747台と、引き続き好調。一方、ジャガーは23%減の4372台という結果だ。
一方、タタの商用車の7月世界販売は、4万7238台。前年同月比16%増と、2桁の伸びを持続させている。