トヨタ自動車が29日、ドイツのニュルブルクリンクで行うEVによるタイムアタック。そのマシンの概要が明らかになった。
これは19日、ドイツに本拠を置くトヨタの欧州モータースポーツ部門、TMGが公表したもの。2シーターのEVレーサーは、将来のワンメークレース開催を想定して開発された。
TMGが開発したEVパワートレインは、2個のモーターを中心に構成。最大出力は380psを引き出し、最高速は260km/hに到達する。TMGによると、このEVパワートレインを2012年、市販する計画だという。
二次電池はリチウムイオンバッテリー。この重いバッテリーを積んだ状態で、車両重量は970kgに抑えられる。
ニュルブルクリンク北コースは、1周20.832kmの難コース。トヨタは29日、プジョー『EX1』が打ち立てた9分1秒338の記録更新を狙う。