次世代環境対応車として、各自動車メーカーが開発競争を繰り広げているEV。このEVに関して、フェラーリのトップが興味深い発言を行った。
これは12日、コンピューター関連のニュースサイト、『engadget』が報じたもの。同メディアの取材に応じたフェラーリのルカ・ディ・モンテゼーモロ会長は、EVを信用していないとの個人的見解を示した上で、「フェラーリが(市販)EVを作ることは決してない」と明言したという。
フェラーリといえば、エンジンに特別なこだわりを持ち続けるスーパーカーメーカー。そのサウンドや回転フィール、力強さが多くのファンを魅了している。今回の会長の発言は、EVではフェラーリの魅力が損なわれるとの考えを示唆したものと受け取れる。
しかし、環境対応はフェラーリにとっても避けられない課題。モンテゼーモロ会長は、「我々はハイブリッドの開発を強化している。ここ数年以内に、市販モデルを発表できるだろう」と、同メディアに語ったとのことだ。