大塚商会、3時間給電パック・リチウムイオン電池版を発売

自動車 ビジネス 企業動向
3時間給電パック・リチウムイオン電池版の概要
3時間給電パック・リチウムイオン電池版の概要 全 1 枚 拡大写真

大塚商会は、企業向けに電源容量500ワット負荷で約3時間半の給電が可能な「3時間給電パック・リチウムイオン電池版」を8月25日から発売する。

業務を止められないシステムや電力消費量の多いサーバなどのITシステム機器を接続し、システムを止めずにピークシフトによる節電対策が可能となる。

今夏は電力不足から企業や一般家庭などで節電が求められている。これにともなって夜間などに充電し、電力需要ピーク時にバッテリにより稼働させるピークシフトを実施する企業も増えており、無停電電源装置(UPS)や蓄電機器の需要が急増している。

しかし、UPSはシステムやサーバの長時間稼働や毎日一定時間稼働させるといった使用を想定していない。また、蓄電機器は長時間、定期的な使用が可能だが、電源切り替えのタイミングで電力が瞬間的に途切れ、サーバーを安全にシャットダウンさせるソフトウェアと連携していないケースがほとんど。このため、接続しているサーバーの電源が切れてシステムが止まり不具合が発生する可能性がある。

今回、蓄電機器とUPSを組合せることで、長時間、定期的な使用を可能にした。これにより、日中電力使用量が最大となる時間帯に約3時間半の節電(ピークシフト)に貢献する。

蓄電機器の電力を使用する際の蓄電機器への切り替えで発生する電力の瞬断では、その間だけUPSが電力を供給し、システムダウンを防ぐ。長時間の停電で蓄電機器側の電力が無くなった場合は、安全にシステムをシャットダウンするまでの間、UPSが電力を供給するため、節電だけでなく緊急時の電力供給にも役立つ。

パックは、蓄電機器とUPS、設置費、設定費、保守がセットで価格は1セット209万7100円。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「本気の電動二輪が出てきた」ホンダ初のフルサイズEVバイク『WN7』発表にSNS沸く
  2. スバル『レガシィ』生産終了、米工場から最終モデルがラインオフ…36年の歴史に幕
  3. 「思ったよりだいぶ安い」トヨタ『GRヤリス』に新登場、エアロパフォーマンスパッケージに絶賛の声
  4. 日産『マイクラ』新型、全車EVで約320万円から…英国で予約開始
  5. ヤマハの3輪スクーター『トリシティ』が進化! SNSでの注目は「デザイン」と「屋根が付くか」
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. SUBARUの次世代アイサイト、画像認識技術と最新AI技術融合へ…開発にHPEサーバー導入
  5. 「ハンズオフ」は本当に必要なのか? 高速での手離し運転を実現したホンダ『アコード』を試乗して感じた「意識の変化」
ランキングをもっと見る