JXエネルギー、研究拠点を移転・拡充…新エネルギーデバイス強化へ

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ENEOSラボが入居する「環境エネルギー棟」外観
ENEOSラボが入居する「環境エネルギー棟」外観 全 1 枚 拡大写真

JX日鉱日石エネルギーは、東京大学先端科学技術研究センターとの共同研究拠点「ENEOSラボ」について、東京大学駒場IIキャンパス内に新設された「環境エネルギー研究棟」に移設・拡充した。新エネルギーデバイスの研究体制を強化する。

JXエネルギーと先端研は「エネルギーと環境が調和した社会の実現」をテーマに2005年10月から共同研究を開始した。2008年4月には、この連携活動を強化しJXエネルギーの研究員が常駐して共同研究を行うENEOSラボを設置。2009年2月にはキャンパス内に共同研究拠点を開所して研究を進めてきた。

先端研は新エネルギー技術の開発を産学の強固な連携のもとに進めるため、研究棟を竣工。ENEOSラボもこの研究棟に移設した。

新しいENEOSラボは、床面積を従来に比べ倍増し、太陽電池をはじめとする、新エネルギーデバイスの材料開発や評価のための装置を増強した。また、現在6人を配置している同社の常駐研究員も将来的には増員していく予定。

ENEOSラボは、独立行政法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)から受託した「ポストシリコン高効率太陽電池」、最先端研究支援プロジェクト「低炭素社会に資する有機系太陽電池の開発」、「革新的蓄電材料」の共同研究を継続・推進するのに加え、「水素エネルギー」、「機能性有機材料」にも共同研究分野を拡大していく予定。

《レスポンス編集部》

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