【マツダ デミオSKYACTIV】i-DMはデータロガー並みの高機能…今後新サービスも?

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マツダ デミオSKYACTIV
マツダ デミオSKYACTIV 全 6 枚 拡大写真

マツダの新エコカー『デミオ13-SKYACTIV』の新装備「インテリジェント・ドライブ・マスター(i-DM)」。アクセルやブレーキ、ステアリング操作などを監視して、ドライビングにレーティングをつけるのが主な役割だが、このシステム、実はまだまだ奥深い。

「i-DMのコンピュータは単に運転操作の判定を蓄積するだけではありません。ドライブがスタートしてから終わるまでの間のアクセル、ブレーキ、ステアリング操作、クルマにかかったGなど、さまざまな車両情報がログとして記録されるんです」(マツダ関係者)

今日、いろいろな自動車メーカーや団体がエコランの技術を向上させるためのドライビングスクールを開いているが、そこでクルマの運転の状態がどうだったかを知るために使われるのが、運転操作や車速、加減速、それにともなう燃料噴射量などを記録するデータロガーである。マツダのi-DMはインパネにその情報を表示することはないものの、機能としてはデータロガーの、それもかなり多機能なものと同等なのである。

話はそこで終わらない。

「そのログは実はディーラーの情報機器を使って呼び出すことができるんです。さらにエコランのレベルを上げるにはどうしたらいいか、ステアリングやブレーキの操作にどのようなときに問題が起きたかといったことを、データロガーと同じように解析するといったサービスを実施する方向で、アイデアを練っているところです」(マツダ関係者)

デミオ13-SKYACTIVのi-DMはドライビングスキルを上げるのに、想像以上に使えるシステムとなりそうだ。

《井元康一郎》

井元康一郎

井元康一郎 鹿児島出身。大学卒業後、パイプオルガン奏者、高校教員、娯楽誌記者、経済誌記者などを経て独立。自動車、宇宙航空、電機、化学、映画、音楽、楽器などをフィールドに、取材・執筆活動を行っている。 著書に『プリウスvsインサイト』(小学館)、『レクサス─トヨタは世界的ブランドを打ち出せるのか』(プレジデント社)がある。

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