民主党代表選が29日始まった。投票前の政見表明では前原誠司前外相が最初に演壇に立った。
前原氏は、冒頭で外国人献金献金問題に触れ、前原氏とスタッフとの意思疎通を欠いた関係や、支援者に失礼に当たるという遠慮が、確認を怠った原因と明かした。
ただ、その献金が施策に悪影響を及ぼすことがなかったことを強調。「やましいことはない。国会でも誠心誠意お答えしていく」と、話した。
また、ライブドア元社長のメールがねつ造されて国会追求の証拠に使われたいわゆる偽メール問題で永田寿康元代議士が自殺したことについても「亡くしてしまった十字架を一生涯背負い続けていく」と述べた。
施策を訴える前に、「自分の生い立ちを逆バネにして、負けたくないと努力してきた」と半生を振り返り、閣僚を辞任した後の5か月間が「生き様を振り返る」期間となった。「謙虚さが欠けてた」「自分が見えてなかった部分がある」と、反省の弁に費やした。