ベンチが箱ぶねになる 緊急避難・水害対策

自動車 ビジネス 国内マーケット
ベンチが箱ぶねになる 緊急避難・水害対策
ベンチが箱ぶねになる 緊急避難・水害対策 全 6 枚 拡大写真

太陽工業は、水害発生時に人や荷物を載せて水没の危険から守る緊急避難対応『ベンチフローター・ノア』を開発、9月7日から販売を開始した。

ベンチフローター・ノアは、水害対策用に開発した製品で、3人掛けの休憩用ベンチが瞬時に「箱ぶね」へと変形、床上浸水や道路の冠水が生じた場合でも、人や重要書類、電化製品などを載せて水面を浮遊、生命や財産を守る。

箱ぶねとしての最大の特長は、厚さ30mmの硬質発泡ポリスチレン(発泡スチロール)によって150kgの重さに耐える剛性と浮力を備えていること。

優れた防水性を確保するため、大型テントにも使用されるPVCコーティングポリエステル繊維膜材で全体をカバー、生地同士の接合も大型テントの加工に用いられる溶着技術の採用で、水の浸入をシャットアウトする。箱ぶね両側面にあるスタビライザーを展開することにより、人や荷物を積んだ際の安定性も向上する。

さらに、箱ぶね上部にクッション敷きのフタを乗せれば、収納機能も併せ持った3人掛けのベンチとなる。災害時のみ使用される従来の防災備品とは大きく異なり、平時の場合でも有効利用できる多機能備品であることも、大きなメリット。

ベンチフローター・ノアのサイズはベンチ仕様時で縦横1820×515mm、高さ400mm。箱ぶね時のサイズは縦横1820×1024mm、高さが260mm。定員は大人1人。価格は税込み8万円から。ハイグレードで大容量のソファータイプも設定する。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 「ベントレー史上最大のデザイン革命」初のコンセプトEVは、全長5m超えの3名乗りクーペ
  2. 公取委、ダンロップに行政処分 全天候型タイヤ「安売り阻止」疑い[新聞ウォッチ]
  3. もしも「タイプ992」が初代911をオマージュした世界線だったら…? ウクライナのデザイナーが再解釈
  4. 「鈴鹿8耐」最注目のヤマハ車は完全新作の『YZF-R9』! 150万円を切るなら「ブレイクの予感」しかない
  5. まさに水上のスポーツカー!ブラバスの「電動ジェットボード」登場、世界77台限定で340万円
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. 「AIディファインド」の衝撃、日本の自動車産業は新たな波に飲み込まれるのか…アクセンチュア シニア・マネジャー 藤本雄一郎氏[インタビュー]
  2. EV充電インフラ-停滞する世界と“異常値”を示す日本…富士経済 山田賢司氏[インタビュー]
  3. ステランティスの水素事業撤退、シンビオに深刻な影響…フォルヴィアとミシュランが懸念表明
  4. スズキ初のBEVはなぜ「軽EV」じゃない?『eビターラ』開発者が語る「EVの悪循環」と「スズキの強み」
  5. ブレンボが新ブレーキ開発、粒子状物質を削減…寿命も最大2倍に
ランキングをもっと見る