日本精工、二次電池・液晶用フィルム延伸機用の軸受を開発

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日本精工は、二次電池や液晶パネルなどに用いられるフィルムの延伸機テンタークリップ向けに、高性能で長寿命の「テンタークリップ用軸受」を開発した。需要が増加しているフィルム延伸機のグローバル市場で2014年に年間約4億円の売上を目指す。

延伸フィルムは世界的な需要増にある。フィルムを製造するフィルム延伸機は、より高い生産性が求められている。テンタークリップに用いられる軸受には、フィルムの品質に影響を与えないようにグリースの外部飛散防止に加え、稼働時間の延長、メンテナンス回数の低減、高温、高速、高荷重などの運転条件の過酷化などにより、信頼性の向上が求められてる。

同社が開発したテンタークリップ用軸受は、独自に開発した高温下での潤滑性能をより一層高めたフッ素グリースを採用し、信頼性を飛躍的に高めた。焼付き寿命の向上で稼動期間の延長やメンテナンス回数の低減が可能となり、生産性向上とランニングコストの低減にも貢献する。

今後、テンタークリップ用軸受としてサイズや仕様などのラインナップを拡充し、日米欧に加えて中国をはじめとする新興国市場も含めグローバル市場で拡販する。

《レスポンス編集部》

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