[大人の夏休み]レーサーになる…走ることでエネルギーを生む

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アイドラーズ12時間+9分耐久レース
アイドラーズ12時間+9分耐久レース 全 1 枚 拡大写真

フォーミュラニッポン、SUPER GT、スーパー耐久など、国内のレースは「震災」前の元気を取り戻すべく各地で熱戦が繰りひろげられている。

しかし、東日本大震災の発生以後、プロのレースが自粛や延期を余儀なくされたほどなのだから、趣味のレース=ホビーレースの主催者たちの多くが二の足を踏んだことは想像に難くない。

毎年、100台以上の国産・外車を集めて盛況に開催されている「アイドラーズ12時間+9分耐久レース」も例外ではなかった。3月に予定されていた筑波サーキットでの開幕戦を急きょ中止にし、その後、被災地への救援物資や募金活動を募っていたという。

過日、2011年7月17日。ツインリンクもてぎでアイドラーズ12時間+9分耐久レースが開催された。会場となったツインリンクもてぎも地震の影響でコースの一部が破損し復旧作業を続けていたが、無事にレーシングコースの改修を終えたことを受けてのイベント開催だった。

今年のエントリー台数は95台。例年のエントリー数からすると2〜3割減の感は否めない。これにも当然、震災が影響していた。実際に東北地方からのエントリーが激減した他に、震災によって経済的なダメージを受けている被災地以外の各県から常連チームも参加を見合わせる動きが多々あったそうだ。

しかし、走ること=消費することで様々な場所でエネルギーが生まれる。趣味のレースに集まった大人たちによるクルマの大運動会は、日中35度以上の外気温のなか、12時間後のチェッカーフラッグを目指して盛大かつ厳粛に行われたのだった。

《編集部》

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