脱・減・原発の下、東芝がウェスチングハウスへの出資比率を引き上げ

自動車 ビジネス 企業動向

東芝は、原子力発電大手で子会社のウェスチングハウスへの出資比率を87%に引き上げると発表した。

米国大手エンジニアリング会社ショー・グループの100%子会社であるニュークリア・エナジー・ホールディングスが保有するウェスチングハウスの全持分の株式20%分を取得する。株式取得時期は同社による所定の手続きを経て確定するため、現時点では未定。

東芝は2006年10月にウェスチングハウスを買収後、米国と中国で次世代型加圧水型原子炉『AP1000』の建設を10基受注するなど順調に事業を拡大していた。しかし、福島第一原発の影響でドイツが「脱・原発」を決めるなど、原発ビジネスの先行きは不透明だ。

ウェスチングハウスの事業は日本以外が中心で、米国・中国・英国・インド・ブラジル・東欧諸国などでは、エネルギー安全保障、気候変動抑制のための手段として引き続き原子力発電所建設を推進する姿勢が示されるなど、今後も、世界でAP1000の需要は増えると判断。東芝は出資比率を引き上げて原発ビジネスを加速させる。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

ピックアップ

教えて!はじめてEV

アクセスランキング

  1. 【スズキ ソリオ 新型試乗】乗り心地と静粛性はクラストップ、だが「損をしている」と思うのは…中村孝仁
  2. 日産 リーフ 新型を発表、第3世代は航続600km超のクロスオーバーEV
  3. 伝説のACコブラが復活、「GTロードスター」量産開始
  4. サブコンが再評価される理由と純正ECU時代の新常識~カスタムHOW TO~
  5. 日産 リーフ 新型の価格を予想する!…ベースは400万円台前半か
ランキングをもっと見る

ブックマークランキング

  1. BYD、認定中古車にも「10年30万km」バッテリーSoH保証適用
  2. 三菱が次世代SUVを初公開、『DSTコンセプト』市販版は年内デビューへ
  3. 低速の自動運転遠隔サポートシステム、日本主導で国際規格が世界初制定
  4. 米国EV市場の課題と消費者意識、充電インフラが最大の懸念…J.D.パワー調査
  5. 独自工会、EV減速でPHEVに着目、CNモビリティ実現へ10項目計画発表
ランキングをもっと見る